■2005.4.22(金) 新橋SOMEDAY 稲垣貴庸 BIG BAND 稲垣貴庸 ds &leader 鈴木正則 tp、伊勢秀一郎 tp、菊池成浩 tp、岸 義和 tp、フレッド・シモンズ tb、三塚知貴 tb、筒井弘之 tb、高橋英樹 btb、沢田一範 as、緑川秀徳 as、 佐藤達哉 ts、庵原良司 ts、竹村直哉 bs、井上祐一 p、安東章夫 b
◎この日はいながきバンド大入り満員ナイト。たくさんのお客様で楽しさ倍増。メンバーのプレイはもちろんいつもの通り、まさにGroovin'です。いつもの通りと言っても、いつも違う表情やテイストを感じさせてくれるところがジャズの楽しさですねえ。いっしょに行った仲間と思わず顔を合わせて笑ってしまうほどの超ゴキゲン楽しいライブでした。
今回初めて聴いた澤田さんのPretty Girlsに、僕はウットリとなってしまったのでした。お世辞じゃなくみんないいんだけれども、澤田さんのAlfieを聴きたいなと思ったそのときに流れてきたのが、Pretty Girlsだったものですから、オーーッとなってしまったのです。
そして、伊勢さんのソロもウットリでした。ソロを取ったのは"Polka dots and moonbeams"と"Girl Talk"。この曲この感じ、ここは伊勢さんだなと思ったときに伊勢さんのしっとりBUT説得力のあるフレーズが流れてくるのです。ツボにはまった心地よさというのでしょうか。お話もさせていただいてありがとうございました。
さらにさらに、佐藤達哉さんと庵原良司さんの師弟コンビのバトル(もうおなじみのYa gotta try)もこれまたゴキゲン。せめぎ合う、引き出しあう、音の波でした。ライブが終わった後の二人のサックス奏法についてのやりとり(と勝手に解釈しております。間違ってたらゴメンナサイ)もまさに師弟。佐藤さんの話を真剣に聴き込む庵原さんの姿、印象的でした。
そしてこの日のプレイを聴いた方は、もうひとつ稲垣の魅力に触れてしまったのでした。稲垣のベシャリがいつになく(ゴメン!)快調。レイチャールズを題材とした映画「レイ」の感想を熱く語ったかと思ったら、ドラム技術の骨格や歴史をポイント解説。それも実際のテクニックを見せ聴かせしながらの、まさにドラムクリニックでした。もしもタイコをやる人が見てたら今日はもうけものだったことでしょう。そうなんです!いながき実は語りだすと熱いんです。さあ次はどんな話が、シーンが生まれるか!楽しみです。皆さんもどうぞご期待ください。